ベトナム人エンジニアによっては日本での就労に慣れていなかったり、日本語をまだ理解しきれていなかったりする可能性があります。
その辺りも踏まえて、適切なフォローを行ないましょう。
1. 雇用条件は日本人エンジニアと同等にする
企業が外国人労働者を初めて採用するにあたって、迷いやすいポイントは雇用条件です。
ベトナム人エンジニアを採用する場合にも、基本的には日本人エンジニア(正社員)を採用するときと同じ雇用条件を設定しましょう。
賃金があまりに安かったり、正当な理由なく日本人エンジニアと差をつけたりすると、当然ながらベトナム人エンジニアは不満を抱きます。そうなると、優秀な人材がすぐ離職してしまう可能性も出てくるため、雇用条件に関しては国籍を問わず公正・公平に判断しましょう。
2. 仕事上での言語の壁に対する配慮を十分に行なう
ベトナム人エンジニアを採用するうえで、やはり課題となってくるのは言葉の壁です。
ベトナムが日本語教育に力を入れていることは事実ですが、そもそも外国人にとって日本語は難しい言語なので、何でもスムーズに理解できる人はなかなかいません。特に、ビジネスレベルの日本語は難易度がかなり高くなります。
そのため、わからないことをいつでも質問できる体制を整える、難しい言い回しを避けるといった配慮が大切です。ベトナムには勤勉な人が多いので、日本語教育の機会を与えてあげると大きな成長が見込めるでしょう。
3. 日本での暮らしを全面的にサポートする環境を整える
ベトナム人エンジニアに活躍してもらいたいなら、仕事面だけではなく、生活面でもしっかりサポートすることが大切です。
また、買い物・交通手段・ライフライン・アクティビティなど、日常生活に欠かせない部分も必要に応じてサポートしましょう。